2009 03/19 自分のネットワークを調べよう。その６

今回は隣のパソコンと通信できているか確認してみましょう。

ここでまた単語を一つ覚えてください。

IPアドレス・・・コンピュータの住所、1~254までの数字4つで構成されます。（IP　v4）次の数字の場合はLANのみの仕様となります。
10.xxx.xxx.xxx、172.16.xxx.xxx　192.168.xxx.xxx

LAN・・・ローカルエリアネットワークの略。社内や家庭内は一般的にLANで構成されています。

サブネットマスク・・・1~254までの数字4つで構成されます。（IP　v4）どこまでがそのネットワークのアドレスかを表しています。2進数の概念がわからないと理解できないかもしれないので詳しく検索してみてください。別の機会に詳しく解説するかもしれません。

では実技にいきます。

１．隣のパソコンでipconfigコマンドを実行し調べるIPアドレスを確認する。
結果例　192.168.1.2

２．自分のパソコンのコマンドプロンプトから以下のコマンドを実行
ping　192.168.1.2

３．Replyがあったかどうか確認する。

調べたいIPアドレスから反応があれば、通信ができる状態です。

何度か試してみてください。

2009 03/19 自分のネットワークを調べよう。その５

自分のネットワークを確認できるようになったら次は、インターネットとの接続を確認してみましょう。

取りあえず言葉の勉強をいくつかします。

キャリア・・・通信事業者のことです。光ならNTT東日本、NTT西日本、電力会社、ケーブルテレビ業者などです。

ISP・・・プロバイダのことです。例えばぷらら、OCN、ニフティ、電力会社、yahooなどです。

ユーザID・・・接続する時のIDです。フレッツの場合は@ドメイン名みたいなのが多いです。

パスワード・・・接続を認証されるときに使われる文字列です。


こんなことを、契約や開通の書類で確認します。何かトラブルがある場合よく使用するのですぐわかるように電子データにでもして保存しておいた方がよいでしょう。

IPやDNSサーバのアドレスが書かれていればそれも一緒に保存しておきましょう。

2009 03/19 自分のネットワークを調べよう。その４

コマンドが続いたので自分のネットワークを調査するツールを紹介します。

NetEnumを利用してみよう。

このソフトはフリーツールです。

株式会社リアライズで無料配布しています。
http://www.e-realize.com/

ダウンロードは規約をみて自分でしてください。

まずは検索してみましょう。すでに稼働中のネットワークでは以下の設定がよいと思います。

検索メニューでpingが通るホストの列挙

開始アドレスをipconfigで調べたIPの4番目を1、終了を254

サブネットマスクはipconfigと同じ

以上で検索してみてください。

いろいろ出てきます。

何もない場合はhelpをよく見るかコメントしてくださいね。

2009 03/18 自分のネットワークを調べよう。その３

コマンドを２つ続けたのでもう1つ。

今回は通信経路を調べるコマンドです。

技術的には前回のpingと同じICMPプロトコルです。

わからない方は検索するか無視して進んでくださいね。

では、以下のコマンドを入力してみてください。

コマンドプロンプトがわからない方はその１を見てね。

tracert shinobi.jp　　　エンター

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

C:\Documents and Settings\Owner>tracert shinobi.jp

Tracing route to shinobi.jp [61.213.12.21]
over a maximum of 30 hops:

  1     1 ms     1 ms     4 ms  kanshi1.mshome [192.168.3.1]
  2     *        *        *     Request timed out.
  3     4 ms     4 ms     3 ms  xxx.xxx.xxx.xxx
  4     4 ms     3 ms     3 ms  xxx.xxx.xxx.xxx
  5     5 ms     5 ms     8 ms  xxx.xxx.xxx.xxx
  6     3 ms     5 ms     3 ms  xxx.xxx.xxx.xxx
  7     5 ms     5 ms     4 ms  xxx.xxx.xxx.xxx
  8     4 ms     5 ms     3 ms  xxx.xxx.xxx.xxx
  9     4 ms     3 ms     4 ms  xxx.xxx.xxx.xxx
 10   178 ms   205 ms   207 ms  xxx.xxx.xxx.xxx
 11     *        *        *     Request timed out.
 12     *        *        *     Request timed out.
 13     *        *        *     Request timed out.
 14     *        *        *     Request timed out.
 15     *        *        *     Request timed out.
 16     *        *        *     Request timed out.
 17     *        *        *     Request timed out.
 18    17 ms    17 ms    17 ms  a061-193-189-078.conn.iprevolution.ne.jp [61.193
.189.78]
 19    19 ms    17 ms    17 ms  mail.shinobi.jp [61.213.12.21]

Trace complete.

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
こんな感じで出てくると思います。
ちなみにxxx.xxx.xxx.xxxはIPアドレスがプロバイダに依存するので隠しています。
別に問題ないのですが、私の環境はいくつかのプロバイダを併用していたり、仕事の都合でVPNを利用していたりするので・・・

要するにこうゆう経路でインターネット（ブラウジング）もメールもshinobi.jpを探していると思ってください。

最初に出てきた192.168.3.1は自宅の（正式に言うと会社）ルータのアドレスです。

このコマンドも初心者はよく使うので慣れてくださいね。

2009 03/18 自分のネットワークを調べよう。その２

もう１~2つコマンドを覚えてください。

その１で利用したコマンドプロンプトから以下を入力してみてください。

ping shinobi.jp 　　　エンター

こんな画面が表示されるはずです。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
C:\Documents and Settings\Owner>ping shinobi.jp

Pinging shinobi.jp [61.213.12.21] with 32 bytes of data:

Reply from 61.213.12.21: bytes=32 time=17ms TTL=44　どこのサーバからどのくらいの時間で返答があったか
Reply from 61.213.12.21: bytes=32 time=16ms TTL=44
Reply from 61.213.12.21: bytes=32 time=17ms TTL=44
Reply from 61.213.12.21: bytes=32 time=17ms TTL=44

Ping statistics for 61.213.12.21:
    Packets: Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss),
Approximate round trip times in milli-seconds:
    Minimum = 16ms, Maximum = 17ms, Average = 16ms

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

大体こんな感じだと思います。Replyは1行目だけ解説していますが、4つのパケットが返ってきているという意味です。

つまりpingコマンドはオプションなしで利用すると相手方に4つパケットを投げて応答を待つくらいということは、覚えておいてください。

このコマンドはネットワークを管理する上で、はじめのうちは一番よく使います。

ICMPとかわからなくてもとりあえず慣れてください。

あと、知りたがり屋の人はshinobi.jpが61.213.12.21という4つの数字に変わったことに気付いたかもしれません。

それがIPアドレス（今ではIP　v4）でshinobi.jpというドメイン名をコンピュータでわかる数字に変更する機能です。

早く知りたい人は名前解決やDNSで検索してみてください。